一般社団法人 日本芸能マネージメント事業者協会 理事長 小林勝彦
当協会は、芸能マネージャーの親睦、そして職能地位の向上と業界の発展を願って約50年前に「日本芸能マネージャー協議会」(通称:マネ協)として産声を上げました。
当初はマネージャーの個人参加でしたが、現在は事業者単位での参加になっています。
また、諸先輩方の尽力により、2005年1月に念願であった法人化を果たし、現在はプロダクション・劇団など約80社の事業者が参加する団体となり、更なる業界発展への寄与を期待されております。
私は、2021年5月より理事長に就任いたしましたが、これからも、業界に関わる皆様のご期待にお応えできる「マネ協」であり続けるよう、鋭意努力いたす所存でございます。
何とぞ一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、世界規模の災厄となった新型コロナ感染症の影響は多岐に亘り、経済的なダメージだけでなく、急速な生活様式の変化をもたらしました。
マネ協の加盟事業者も、所属俳優や雇用するスタッフを守るため、様々な変化をしなければならない時代になっていきます。
また、各媒体も多メディアや配信など、留まることなく拡大を続けており、芸能事務所も多方面のニーズに対応していく必要が出てくるでしょう。
そうした中、業界に関わる皆様を支える為、加盟事業者が求めているもの、業界全体から求められているもの、業界団体としてすべき役割などを考えた「マネ協」となれるよう心掛けてまいります。
マネ協は中小事業者の集まりであり、団体として集結することで弱い事業者を守り、強い交渉力を作りだしていく事が期待されます。
その力をより一層大きくする為、マネ協の活動に賛同し、加盟してくれる方々を増やすことを目指します。
また、若手マネージャーを中心として現場の声を直接取り上げながら、様々な活動を実践していきます。
マネ協の活動が、業界の力を合わせ、これからの芸能界の在り方を模索し、様々な道を作り出していく、その一助となれれば幸いです。